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「パノララ」柴崎友香/著


■パノララ 柴崎友香/著 講談社/発行

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
友人のイチローに誘われ、改築を繰り返した奇妙な家の赤い小屋を間借りすることになったわたし。家を増築する父親や女優の母親、個性派揃いの彼の家族たち。不思議な家で生活し、家族の過去が気になりだした頃、イチローから「たまに同じ一日が二度繰り返される」と打ち明けられ、日常がゆがみ始める…。


自分が自分らしく自由であること。
これって、本当にとってもとっても難しいことなのだ。
社会のしがらみ、家族という束縛、友達という名の枷。
この哲学的で文学的な課題をフワッと小説にしちゃうんだなぁ、柴崎さんは。
ついでに当たり前のごとくSFの要素も滑り込ませて・・・。

初期作品の「きょうのできごと」から、好きな作家さん。
芥川賞まで取っちゃう力量はさすがです。

旧中村家住宅プレオープン


高遠城の城下町、旧街道沿いの古民家。
築300年だそうです。


古い佇まいそのままにリノベーション。
一般公開されることになりました。
この日は、プレオープンデー。
中村家の歴史や、蔵から出てきた古い資料についてお伺いしました。


最後の住人となったおばあちゃんが亡くなってそのままになっていた古民家。
地元の歴史を愛する人たちによって、ただ解体される運命を免れました。


昔のものは、意志を持って守らなければなくなってしまう。
お金もかかること、人の苦労も伴うこと。
ただ保存していくのは難しいから、活用する道を模索する。
古民家が新しいかたちで生まれ変わることを応援したいと思います。

柳橋物語


山本周五郎原作のお芝居でございます。
おせんちゃんという女の子。
初恋の人を「待ってるねぇ~」と言ってしまったばっかりに、
苦労苦労の人生を送っちゃうというお話です。
大事な分かれ道でダメな方をついつい選んじゃう。
これって、人生アルアルなんだよね。
他人だと冷静に判断できるけど、当人はわからなくなっちゃうものです。
後悔しながら、泣きながら、それでも生きていく。
それが人生なのである!!

熱響 太鼓まつり


夏のスキーリゾートで開催される太鼓まつり。
ほら貝と松明でオープニング。


ジュニアチームの元気な太鼓チームが続々登場。
太鼓って、リズム感、運動能力、協調性など育まれそう。
一所懸命練習したんだね。


大人チームはさらに迫力です。
山に太鼓の音が反響して、お腹にズシーンときます。


フィナーレは全チームが登場。
花火も上がって盛り上がりました。


途中からけっこうな雨が降ってきて。
出演者もお客さんも濡れながら、それでもなお激しく響く太鼓の音。
太鼓のリズムって、人間の遺伝子に組み込まれているのかな。
懐かしく、激しく、心躍る。
カラダにそのリズムが刻み込まれているのかもしれません。

「書店ガール3 託された一冊」碧野圭/著


■書店ガール3 託された一冊 碧野圭/著 PHP研究所/発行

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「私、亜紀さんみたいになりたい!」きらきらした目で新人バイトの愛奈に告げられ、困惑する亜紀。子育てに疲れ、不慣れな経済書担当として失敗を重ね、自信を失いかけていたからだ。一方、仙台の老舗書店のリニューアルを任された理子は、沢村店長との出会いを通し、被災地の現状を知る。そんな亜紀と理子が、気持ちを一つにした目標とは!?書店を舞台としたお仕事エンタテインメント第三弾。


書店や出版界の実情をふまえ、ワーキングガールたちの奮闘を描いたシリーズ。
今回は、震災をテーマに描いています。
震災のときの書店や図書館が担った役割にははっとさせられました。
いつもの日常が奪われたとき、本屋さんは心の錨のように町に存在するんですね。
常に、自分には何ができるか、小さなことでも積み重ねていきたいと改めて思う一冊でした。

庭木の剪定講座

我が家には幸か不幸か・・・大きな日本庭園がありまして。
お家をお借りしたら、もれなくついてきちゃったのです。
自己流でチョキチョキしていたのですが、よくわからん!
で、剪定講座に参加しました。


躑躅、皐はきれいな丸に刈る。
簡単そう?
それがなかなか難しいのよ。


先生の実技のあとやってみる。
そうかぁ、こうやるんだね。
我が家の躑躅、自己流でやってフォルム崩しちゃったなぁ。
早く習っとけばよかった・・・。


こういう中程度の木は、「爽やかにする」が基本。
ひこばえや、胴に生えてきた枝、枯れ枝などなどチョンチョンと。
もさっとしているところも整えてすっきりさせます。
時々、離れて確認。


やってみた。
すっきり・・・した・・・かな?
やりだすと無心になります。


最難関は松。
無駄な枝を少しずつ切り、不要な松葉は手で揉むように落とす。
芸術品のように枝ぶりを見ながら整える。

「我が子のように可愛がってあげてください」と先生。
そうかぁ・・・敵のように、バッサバッサと刈っていたな。
心構えがまず間違っていたようです。
これから涼しくなるからね、庭仕事頑張りましょう。

「あの家に暮らす四人の女」三浦しをん/著


■あの家に暮らす四人の女 三浦しをん/著 中央公論新社/発行

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
謎の老人の活躍としくじり。ストーカー男の闖入。いつしか重なりあう、生者と死者の声ー古びた洋館に住む女四人の日常は、今日も豊かでかしましい。谷崎潤一郎メモリアル特別小説作品。ざんねんな女たちの、現代版『細雪』。


誰かと一緒だとわずらわしい。
でも一人だと寂しい。
さらに老後の独りぼっちは哀しい。
そんな矛盾した思いを抱えている人は多いはず。
独身はもちろん、結婚してたって、子供や孫がいたとしても。
個を大切にしながらも、孤をうめあえる関係。
そんな、どこかおっちょこちょいの女性たちの物語。
現代版細雪の女性たちはそれでも逞しく生きていく。

旧竹村家住宅


駒ケ根市郷土館。
大正期の洋風建築で駒ケ根市役所の旧庁舎だそうです。


大正期のお役所、こんなにかっこよかったんだ。
開拓期の米国で発達したコロニアル様式を取り入れて。
日本人の大工さんが試行錯誤して作ったんだろうなぁ。


同じ敷地内にある旧竹村家住宅。
江戸時代には代々名主をつとめた家柄だそうです。


お家の中に馬小屋がある農家スタイルながら、
使用人のお部屋やお役人をお迎えするお部屋があるなど立派なつくり。


お産専用のお部屋もあって、びっくり。
高い天井はすすで真っ黒。
ここに、何代にもわたる生活があったんだなぁとしみじみ・・・。

着物着こなし講座 着物の種類


着物着こなし講座、2回目。
着物の種類について。
着物の格、TPOによる着物の選び方について学びます。


講座では着物の種類、それに合わせる帯や小物と話は進んで・・・。

留め袖、訪問着、付け下げ、色無地、小紋などなど。
ワタシも独身時代に訪問着や喪服を作ってもらいました。
けど!まぁ着ない。
お茶やお花のお稽古をされる方はそれなりの着物が必要でしょうけど。
カジュアルに楽しみたい人におすすめは小紋か紬かな。
フェミニンな雰囲気が好きな人は小紋。
ナチュラルスタイルがお好みなら紬ってところでしょうか。
普段からジーンズが好きな人は絣って手もある。
かなり掟破りなワタシですが、でもまずは着てみる、これ大切。

日本の太鼓 in みのわ


太鼓って、音楽として単調で面白いのかしら・・・て思っていたワタシ。
ゴメンナサイ!
カラダ全身で感じる響き、ココロ湧き立つ拍子。
喜怒哀楽すら雄弁に語る太鼓に感動です。
神様への奉納を目的とした太鼓、
貧しい農民たちの悲しみと怒りを表現した太鼓、
豊作や大漁を祈念した太鼓など。
感動の裏には、果てしない練習量があるんだろうなぁと、思いはせて。